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「肺炎球菌」という名前からもわかるように、こどもの「肺炎」の30%が肺炎球菌によるものと
されています。しかし、肺炎球菌は肺炎だけではなく、実にさまざまな病気をおこします。
脳や脊髄をおおっている髄膜の中に入りこんで「細菌性髄膜炎」をおこしたり、血の中に入りこ
んで「菌血症(敗血症)」をおこしたり、耳や鼻の奥にはいりこんで「中耳炎」や「副鼻腔炎(い
わゆるちくのう)」をおこしたります。
「菌血症」は肺炎球菌が血に乗って体中をまわるのでいろいろな臓器障害をおこす重い病気です。
この菌血症の原因のなんと80%は肺炎球菌です。また細菌性髄膜炎の20〜30%は肺炎球菌が原因
で、ヒブに次ぐ多さとなっています。このような重症な病気はのみぐすりの抗菌薬ではほとんど防
ぐことができません。
世界中では毎年70万〜100万人の5 歳未満のお子さんが肺炎球菌が原因で亡くなっていると言
われています。
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