2023-2024シーズンの FluMist(フルミスト)について
2023年11月7日現在
インフルエンザワクチン“フルミスト"
今シーズン(2023-2024)のフルミストの予約受付は終了いたしました。
インフルエンザ生ワクチン“フルミストの予約受付を10月28日(土)10:00より開始いたします。
予防接種をご希望の際は、下記の内容をご確認のうえ、受付窓口もしくはお電話にてご予約ください。(WEB予約は行っておりません。入荷数に限りがありますので、お早目にご予約ください。)
フルミストのご予約はキャンセル不可となりますのでご注意ください。必ずご来院いただける日、お時間にてご予約をお取りください。
対象年齢 | 2歳以上15歳以下(中学生まで) ※小児科でのみ接種を行います(内科では行いません)。 ※お子様と一緒に接種される場合のみ、大人の方(保護者の方)の接種も可能です。 |
接種費用 | 10,560円(税込) (本体:9,600円) |
予約開始 | 10月28日(土) |
接種開始日 |
11月1日(水) |
◆フルミストとは?
鼻腔に噴霧するタイプのインフルエンザ生ワクチンです。弱体化させたインフルエンザウイルスを 鼻腔内に投与し、インフルエンザ疑似感染状態をつくることにより免疫が得られます。
したがって不活化ワクチンで得られる血液の抗体に加え、ウイルスの侵入口である鼻腔局所の免疫も得られるため、発病予防効果がより高くなります。
2003年に米国で認可され、10年以上の安全な使用実績があり、2011年からは欧州でも認可されています。日本ではまだ無認可のワクチンですが、特に小児において不活化ワクチンより予防効果が高い ことから、希望者に対し輸入ワクチンの接種を行う医療機関が増えてきています。
◆不活化ワクチンとの違いは?
フルミスト | 不活化ワクチン | |
対象年齢 | 2歳以上50歳未満 | 6ヶ月以上 |
効果の持続 | 1シーズン | 4ヶ月程度 |
投与方法 | 鼻腔内に噴射 | 注 射 |
成 分 | 4価(A型2株、B型2株) | 4価(A型2株、B型2株) |
接種回数 | 1回
(過去の1回もインフルエンザワクチンを受けた事が無い方は2回) |
12歳以下は 2回 13歳以上は 1回 |
上記のように、フルミストは不活化のインフルエンザワクチンに比べて
1、発症予防効果が高い
2、効果の持続が長い
3、注射ではないので痛くない
という点で優れています。◆フルミストを接種できない方
1、2歳未満、50歳以上
2、5歳未満で喘鳴の既往がある方、1年以内に喘息発作を起こした方
3、慢性疾患のある方(心疾患、腎疾患、糖尿病など)
4、インフルエンザワクチンの成分(鶏卵、ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニン)
に対して重度のアレルギーがある方
5、妊娠している方
6、免疫不全の方や、免疫不全の方のお世話をする方
7、接種時にお子さんが激しく泣いてしまうと、ワクチンがうまく鼻腔に入らず効果が
弱まってしまうため接種できない場合があります。
※2、3にあてはまる方は接種の可否を医師にご相談下さい。
◆フルミストの副反応について
副反応として最も一般的なものが鼻水・鼻づまり・頭痛・発熱などの風邪症状ですが、
重篤な副反応の報告はありません。
その他のアレルギー反応など、通常のインフルエンザワクチンと同様の副反応が起こる
可能性があります。ただし頻度は非常に少ないとされています。
◆そのほか
1、フルミストは日本では未承認のワクチンのため、万が一重篤な副反応が生じた場合
医薬品副作用被害者救済制度が適用されません。
2、不活化インフルエンザワクチン接種後28日以上経過していれば、フルミストも接種
することが可能です。
(13歳以上では予想された株が一致すれば不活化ワクチンの効果の方が高くなります。
ただし予想が外れた場合フルミストの方の効果が高くなるため、より確実にインフルエンザ
を予防したい方は2種類受けていただくことも可能です)